【バリ島不動産投資2025】リゾート地に眠る高利回りの可能性とそのリスク
アジア有数の観光地として知られるインドネシア・バリ島。その美しいビーチと豊かな文化に魅せられて、世界中の投資家が注目する不動産市場が存在します。
今回は、バリ島不動産投資の戦略的観点からの魅力とリスクを、最新データをもとに整理します。
■ なぜ今、バリ島なのか?【PEST分析】
📌 Political(政治)
- 観光業重視の政策。外国人向け不動産制度も部分的に緩和。
- 外国人による土地所有は不可。主にリース(賃借)契約での取得。
📌 Economic(経済)
- 訪問者数は前年比+39%成長(2024年)*1
- インドネシアルピアは2025年も為替安定。
📌 Social(社会)
- デジタルノマド・移住需要の増加。
- サステナブル志向のヴィラ投資が人気。
📌 Technological(技術)
- スマートロック・IoT対応ヴィラが急増。
- 物件管理のデジタル化も進行中。

■ 投資モデルの全体像【戦略・戦術・オペレーション】
階層 | 内容 | 留意点 |
---|---|---|
戦略 | 年間利回り10%以上を狙う短期レンタルヴィラの開発 | 立地と施設クオリティが最重要 |
戦術 | 現地デベロッパーとの共同事業 / リース契約活用 | 25年契約+延長オプションが一般的 |
実務 | Airbnb等で運用、現地PM会社で管理 | 報酬+稼働率インセンティブ |
■ ROI(投資収益率)の実例
- 購入価格:USD 250,000(新築ヴィラ)
- 年間レンタル収入:USD 30,000(稼働率65%、単価USD 150/泊)
- 維持費+管理費:USD 5,000
- 年間純収益:USD 25,000 → 利回り:10.0%
※ 為替変動や税制変更リスクは含まれていません。
■ 投資リスクと対応策(SWOT分析のT)
リスク要素 | 対応策 |
---|---|
為替変動 | 投資通貨をドル建てで管理。為替ヘッジも検討 |
所有制限 | 現地弁護士による契約確認が必須 |
管理品質 | 実績あるPM会社をレビュー重視で選定 |
自然災害 | 耐震設計+建物保険に加入 |
■ 結論:分散型資産ポートフォリオにおける「バリ枠」の意味
インドネシア・バリ島の不動産は、高利回り・観光需要・成長余地の三拍子が揃った魅力的な投資先です。
しかし、制度や管理体制に関するリスクも見逃せません。投資判断の際には、「現地パートナーの信頼性」「法的な正当性」「運用の仕組み」を丁寧に設計する必要があります。
とはいえ、百聞は一見に如かず。最終判断のためにも現地調査は不可欠です。7月に実際に行ってきますので、その結果もまたご報告します!
出典
- *1: Bali Government Tourism Office – Visitor Statistics 2024年 https://www.disparda.baliprov.go.id/statistics